ライム
こんにちは、山口です。
今回の医食同源でとりあげるのはライムです。
ライムは香酸柑橘類と呼ばれるグループに属しており、
他の種類にはレモン、ユズ、スダチ、カボスなどがあります。
どれも果実をそのまま食べるというより、
酸味づけや香りづけに多く用いられますね。
私たちが知っているライムの果実は、皮も果肉も緑色がかっておりますが、
これは熟す前の方が香りの強いので若いうちに収穫するためで
完熟すると皮も果肉も黄色くなり、酸味がなくなるそうです。
でもそれだとライムらしさが無くなってしまいますね。
国産のライムの旬は9月~12月ごろですが、
実は日本で流通しているライムはほとんどが輸入ものです。
その理由はライムが非常に栽培が難しい植物で、
ついた実の多くが、大きくなる前に落ちてしまうからだそうです。
また暖かい気候を好む柑橘類にとって、
日本の気候は生育に適していないということもあるようです。
ライムの原産地はインドから東南アジアにかけての地方で、
現在も中南米やインドなどの温暖な地域で栽培が盛んだということです。
国内では、ミカンやイヨカンで有名な愛媛県が
ライムの栽培に力を入れているそうです。
ライムの栄養といえば、やはり何といってもビタミンCです。
柑橘類ということで比較的保存が効くという条件もあり、
大航海時代のイングランド海軍では、水兵達がビタミンC源として
ライムジュースを飲んでいたそうです。
そのため、現在でもイギリス海軍の愛称はライミーlimeyだとか。
そんなに古くから、ライムの効果は知られていたんですね。
また疲労をとり除く効果のあるクエン酸も豊富に含まれているので、
残暑にまいった方もライムの酸味でシャキッとされてはいかがでしょうか。
本日のおすすめメニューはライムトニックです。
ほんのり甘いトニックウォーターに、酸味と少し苦味の効いたライムを
絞った爽やかなドリンクです。
ノンアルコールカクテルですので、車を運転される方や、
未成年の方でもお楽しみいただけます。
それでは今回はこの辺で。