さくらんぼ
こんにちは、山口です。
今回の医食同源でとりあげるのはさくらんぼ、チェリーです。
本州では最も寒暖差が大きいという京都ですが、
桜の花が徐々に綺麗に咲きはじめてきました。
ということで、食べられる時期はまだまだ先ですが、
さくらんぼについて調べてきました。
観賞用の桜としては、最も有名なソメイヨシノの他、
たくさんの品種がありますが、どれも実は大きくならず、
さくらんぼはミザクラという食用の品種の果実だということです。
ところで、この「さくらんぼ」という可愛らしい名前、
皆さんは気になりませんか?
桃、梅、栗、梨、りんご、みかん、柿、いちじく、あんず…
全部、果物と同じ名前で、その木や花のことも呼びますよね。
ですが、さくらんぼだけが「さくらんぼ」の木とは言いません。
その逆に、さくらんぼのことを桜の実とか、桜の果実とかも、
普通は言いませんよね。
これを私なりに勝手に解釈すると、日本人にとっての桜というのが
特別な存在すぎて、あまりにも花のイメージが強いので、
桜の実を意味する言葉が別に定着したのだと思います。
ミザクラという名前にも、「花を見るためではない桜」という
意味が込められている気がします。
そういえば、「さくら」というのは女性の名前につけられますが、
苗字でも「さくら」という方は結構おられます。
そう思って検索してみたら、「さくらさくら(字は色々)」と
いう方(ペンネームやハンドルネームなど)が結構おられました。
やはり皆さん、さくらが大好きなんですね。
さくらんぼを生で食べられる期間は5月中旬~7月初旬で、
非常に旬が短い果物になります。
ハウス栽培の品種が1月にも出荷されていますが、
非常に高価なため、贈答用や縁起物として使用されています。
他ではシロップ漬けのチェリー缶、ケーキや洋菓子に使用される
ドレンチェリーなどが、季節を問わず流通していますね。
さくらんぼには、カリウム、鉄、リンなどのミネラル成分と、
カロチン、ビタミンB1、B2、Cが、多くはないものの
バランスよく含まれているということです。
またカロリーは可食部100gあたり59kcalと、それほど高くありません。
実が小さくて、栄養を目当てに食べるものではないですので、
デザートやおやつにはちょうどいいと言えるのではないでしょうか。
今回のおすすめメニューは「プリン・ア・ラ・モード」です。
主役のプリンの他、バニラアイス、生クリーム、桃を盛り付け、
てっぺんにチェリーをのっけた、贅沢なデザートです。
それでは今回はこの辺で。