レタス
こんにちは、山口です。
今週の医食同源でとりあげるのは「レタス」です。
レタスもまた前回のシイタケのように、春から夏にかけてと冬の、年に2回旬のある野菜です。
シャキシャキした食感が人気の、サラダの定番食材ですね。
どんぐりでも「中華風ピリ辛豆腐サラダ」に使用しています。
ちょっと濃い目の味のドレッシングが、新鮮な豆腐や野菜の味を引き立てます。
他にもサンドイッチやハンバーガーなどで生のまま使用しますが、
チャーハンやスープなど、熱を加えた食べ方もなかなか美味ですね。
レタスは水分の含有率の高い淡色野菜ですが、βカロテン、葉酸、ビタミンC・Eなどのビタミン類、
食物繊維、カリウムや鉄分などのミネラルも含んでおり、意外と栄養価の高い野菜になります。
しかも100gあたり12kcalとカロリーも低く、たくさん食べても太る心配がありません。
βカロテンはビタミンAに変化し、目の機能を助けたり、体の免疫力を高めるなど大切な栄養素です。
葉酸は血液を作る働きがある他、活性酸素により傷ついた細胞を修復する働きなどもあります。
ビタミンCは肌のシミを防いだり、風邪を防いだりと様々な働きがあります。
ビタミンEは血液の循環を良くし、高血圧や動脈硬化を防ぐなどの働きがあります。
食物繊維は腸の機能を助け、便秘を防ぐ、余分なコレステロールを体外に排出する、
血糖値の上昇を抑えるなどの働きがあります。
カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する働きがあります。
鉄分は血液中の赤血球を作る元となり、不足すると貧血などになります。
レタスは栄養価が低いと思われがちな野菜だそうですが、なかなかどうして、
こうして見てみると、あなどれないものがあるのではないでしょうか?
ここで本題と全く関係のない話を。
昔、レタスという名前のパソコンがありました。
野菜のLettuceではなく 「Let us」、つまりレッツ(Let’s)の短縮しない形ですね。
これからはパソコンの時代だ!さあ、みんなで始めよう!
そんな雰囲気が感じられる名前でした。
それから30年近くの年月が流れ、今やパソコンはその頃よりずっと高性能になり、
またパソコンと同じような機能を持ったスマートフォンやゲーム機が町中に溢れています。
デジカメ、カーナビなど、いろんな便利なものが普及しました。
その一方で、長引く不景気や失業率の増加など、将来への不安が街を覆っています。
そして震災からの復興も、まだまだ先は長いと感じられます。
レタスという名前のパソコンを知った時に、私が感じた未来の発展への予感、
そういうものを早く日本が取り戻したい、そう強く願います。