エビ
遅ればせながら新年あけましておめでとうございます、山口です。
2012年最初の医食同源は、エビをとりあげます。
伊勢エビのような大きなものから、サクラエビのように小さなものまで、
いろんな種類が食用にされますが、姿はどれもよく似ていますね。
漢字では「海老」や「蛯」などの書き方がありますが、
長いヒゲや曲がった腰が老人を思わせるため、
長寿を祈願する縁起物として、おせち料理にもちいられます。
独特の歯触りと香りが、生でも加熱したものでも楽しめ、
非常に人気のある食材となっています。
エビは養殖も多く行われていますが、天然ものと味の差が少ないと言われています。
魚の場合、養殖物は匂いが違うとよく言われますが、これは主に脂肪の匂いで、
自然のエサを食べる天然ものとは、味に差が出てしまうということのようです。
ですが脂肪が非常に少ないエビでは、匂いにほとんど差がないのだそうです。
ちなみに一人当たりのエビの消費量は、日本が世界一で年間3kg弱だそうです。
日本はイカの消費量も世界一(年間約6kg)で、島国である日本の食卓に、
魚や貝や海藻など海の幸は欠かせませんね。
そのようなエビですが、高タンパク質&低脂肪の非常にすぐれたタンパク源で、
必須アミノ酸を豊富に含んでいます。
またエビの甘味のもとはアミノ酸で、冬にはグリシンというアミノ酸、
夏にはベタインというアミノ酸が、エビの体内で多くなるのだそうです。
名前をよく耳にする栄養素では、ビタミンE、カリウム、カルシウムなども含まれています。
それら以外に含まれる栄養素として、
血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らしたり、肝臓の機能を高めるタウリン、
動物性食物繊維で、大腸の働きを促進したり、腸内細菌の繁殖を抑えるキチン、
活性酸素を抑制したり、悪玉コレステロールを取り除く効果のあるアスタキサンチン、
などがエビには含まれています。
エビは美味しいだけでなく、体に良い効果をもたらす栄養が非常に豊富なんですね。
いつもは凝ったメニューをご紹介することが多い当ブログですが、
今回はシンプルに「お好み焼・えび」(通称:エビ玉)をオススメします。
生地をふんわりと厚めに焼きあげたどんぐり自慢のお好み焼に、
プリプリのエビをたっぷりのせました。
さらにどんぐり自慢の特製ソースやマヨネーズをたっぷりかけて、
お好みで辛口ソースをつけていただき、アツアツをお召し上がり下さいませ。
身も心も温まること間違いなしです。
それでは今回はこの辺で。