番外編・鈍行列車で巡る西日本の旅(4)
門司港を後にして、次に向かった場所は、「小倉」です。
鹿児島本線に乗車し、博多方面へ。三つ先の駅が小倉駅です。
小倉を訪れるのは8年ぶり位になります。
以前からそうでしたが、駅ビルが綺麗で大きい!沢山お店が入ってる!!
改めて小倉は都会だなぁ~と感心してしまいました。
時間は午後1時を過ぎたあたりで、まだその日は何も食べていなかったので、
駅ビルの中のお店でご飯を食べる事にしました。
韓国ラーメンを食べてお腹が満たされたところで、小倉の街へ。
駅前からバスに乗り勝山公園へ向かいます。
「八坂神社前」のバス停で下車し、少し歩くと見えてくるのが、
小倉城です。
お城というのは大抵はすこし離れたところからも天守閣が見えるものですが、
こちらの小倉城は近づかないとあまりその姿が見えません。
しかし側で見てみると洗練されたデザインの美しいお城です。
破風(屋根の山形になっている部分)の波紋のような意匠が素敵だなぁと思いました。
小倉城は慶長7年(1602年)に武将・細川忠興によって建てられたお城です。
関ヶ原の合戦での武勲を讃えられ、40万石を与えられた忠興は豊前小倉藩に城を築きました。
彼の正室は明智光秀の娘でキリスト教を信仰していたことで有名な細川ガラシャですが、
ガラシャはその二年前に大坂にて自害しています。
天守閣の中に入ると大きな虎の絵が展示されていました。
この絵は幕末の時代、小倉城が焼失した年である慶応2年(1866年)が寅年であったため、
それに因んで描かれたそうです。
雌雄一対となっていて、正面を向いているのが「迎え虎(雄)」、
横を向いて吠えているのが「送り虎(雌)」です。
他にも1階から4階まで様々な展示があり、最上階の5階は展望フロアになっています。
お城を出たら小倉駅に戻ります。
今回の旅は小倉が折り返し地点。ここからは復路となります。
下関にも立ち寄りました。本州最西端の街山口県下関市には、幕末の史跡が沢山あります。
活気ある港町を少し散策し、駅舎の中にある居酒屋さんで夕食をとりました。
そこから再び4時間、電車に揺られて広島へ。
0時半頃に広島へ到着し、駅前のネットカフェで一泊しました。
翌日は朝7時位に広島城を見に行きました。
こちらが広島城です。
黒塗りの下見板が重厚感を出していますね。
残念ながら時間が早過ぎて中に入る事が出来ませんでした。
広島駅に戻り、京都への帰途につきました。
今回は鈍行列車で九州に上陸する、という事が目的だったので、
訪れた街をゆっくり観光する事は出来ませんでした。
また改めて行ってみたいと思います。
4回にわたる旅行記、最後まで読んで頂きありがとうございました。