京都近郊歴史スポット巡り(11)北野異人館街散策-後編-
(つづき)
デンマーク館の次はお隣のオーストリアの家です。
オーストリアの首都ウィーンは「音楽の都」として有名ですね。
こちらの施設ではオーストリアが生んだ天才音楽家・モーツアルトと、
オーストリア王室の歴史に関する展示を見ることが出来ます。
モーツアルトが少年時代に暮らしていた部屋を再現した間があります。
この日は拝見しなかったのですが、二階にはモーツアルトが愛用したグランドピアノの複製もあるそうです。
王室・宮廷文化に関するコーナーです。
オーストリア王室と言えば、やはり有名なのは女帝と呼ばれたマリア・テレジアですね。
日本人でも名前は聞いたことがある、という方は多いと思います。
ハプスブルク王家に生まれた彼女は、男の兄弟が居なかった為、
婿養子として迎えられた彼女の夫が玉座に就き、マリア・テレジアは皇后という立場だったのですが、
実際は彼女が実権を握り国を統治していた為、「女帝」と呼ばれたそうです。
オーストラリアの家では壁一面を使って描かれたマリア・テレジアの肖像画が展示されています。
模写ですが荘厳な雰囲気に圧倒される絵です。
併設されているショップではオーストリアワインや、由緒あるウィーンのホテルで作られている「インペリアルトルテ」を販売しています。
表にはテラスもあり、フルーツワイン等を飲む事が出来ます。
パスポートで見る事が出来る施設はこれで終わりですが、無料で公開されている異人館があるというのでそちらにも行ってみました。
フランス人のドレウェル氏が建てたという、「ラインの館」です。長い間ドイツ人の方が住んでおられたそうです。
現在は自由に入る事ができ、神戸の歴史を伝える常設展示や休憩所があります。
このラインの館は北野通りに面して建てられており、旧パナマ領事館や英国館、仏蘭西館など沢山の洋館が立ち並んでいます。
明治に西洋諸国に向けて開かれた神戸の歴史を感じる事が出来る場所、
北野異人館街を、みなさんも是非訪ねてみてください。
それでは、今日はこのへんで。
追記:
今週は火曜日に更新をお休みしてしまってすいませんでした。m(>_<)m