とうもろこし茶
こんにちは、山口です。
今回の医食同源でとりあげるのは「とうもろこし茶」です。
毎日暑い日が続いていますが、体のために水分を適切に補給しておられますか?
この時期はどうしても炭酸飲料や甘い飲み物に心が惹かれますが、
そういったものはほどほどに、お茶などを多めに摂る方が体のためには良いですね。
植物の葉や芽などから作った飲み物を「○○茶」という呼び方をしますが、
このうち、緑茶など本物のお茶の葉を使ったものは実は一部です。
茶葉の育て方や、製法の違いから色々な種類のお茶が作られます。
主なところで抹茶、紅茶、ウーロン茶、ほうじ茶、煎茶、かぶせ茶などがあります。
また、お茶プラスアルファで美味しくする、という飲み方もあります。
玄米茶はお茶の葉にプラスして炒った玄米を混ぜたもの、
ジャスミン茶はお茶の葉にジャスミンの香りをつけたものです。
それ以外の、お茶以外の植物の葉や芽などから作った飲み物ですと、
麦茶、こぶ茶、ハブ茶、そば茶、どくだみ茶などが有名です。
これらのお茶(とひとくくりにされる飲み物)は、味の好みなどもありますが、
おおむね「身体に良い、健康に効く」という目的で飲まれるものが数多くあります。
その中でも、非常に効果が高いということで注目されているのが、
今回とりあげる「とうもろこし茶(コーン茶)」です。
とうもろこし茶は鉄分と食物繊維が特に豊富に含まれている他、
カリウム、ビタミンB1、ナイアシンなどを含んでいます。
鉄分は非常に大切なミネラルで、血液(赤血球に含まれるヘモグロビン)を
作る元になります。鉄分が不足すると貧血になり、目まいや立ちくらみ、
疲労や息切れといった症状となって現れます。
とうもろこし茶に含まれる食物繊維は水溶性で、便秘を防ぐなど腸の働きを保ちます。
カリウムはナトリウムと体内でバランス関係にあり、塩分などナトリウムの摂り過ぎを
予防する他、利尿作用によりむくみや冷え性を防ぐ効果などもあります。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きがあり、言わば元気・活力の元です。
ナイアシン(別名ビタミンB3)も糖質・脂質などをエネルギーに変える働きがある他、
アルコールを分解する働きもあります。二日酔い防止に効果があるんですね。
またカフェインやタンニンを含まないので、お子様でも安心して飲めます。
つまり、とうもろこし茶は様々な効果を発揮する、とても優秀な飲み物なんですね。
どんぐりでは、ソフトドリンクの1アイテムとして、この「とうもろこし茶」を提供しております。
さっぱりしたとうもろこし茶は、コッテリとした鉄板焼などと一緒にお召し上がりいただくと、
非常に相性が良く、しかも非常にヘルシーであります。
お酒を飲まない方や休肝日の方、またお酒の後のシメにもピッタリの飲み物になります。
それでは今回はこの辺で。