営業次長 行進曲⑲
『祭りは皆が楽しむものですよね?』
17日に京都市中心部で行われた祇園祭・山鉾巡行は、
炎天下にもかかわらず、6年ぶりの日曜巡行とあって、
20万人の見物客が沿道を埋めたそうです。
宵山では歩行者天国となった14~16日の人出も、
今年は計88万人を記録し、雨がちだった昨年より21万人増え、
一昨年より12万人多かったとありました。
祭りが盛り上がって、今年の京都もにぎやかになりそうです。
宵山期間は、私も四条烏丸店で働かせてもらい、
店の前の人の多さに圧倒されながらも必死にお好み焼を焼いていました。
22時以降は四条烏丸店と四条河原町店を行き来し、
汗を滝のように流しながら動き回った宵山。
そこで少し悲しい出来事。
それは祭りに来られた一部の心許ない方のモラルの悪さと言えばいいのでしょうか。
営業している店の前では、玄関を塞ぎ座り込む。
(当店ではそのようなことはありませんでしたが、、。)
食べたものをその場に放置する。
鉾や山が並んでいる場所では住民の方がお住まいであるのに、
お住まいの敷地内にゴミを放置。
そして放り込む。
『放り込まなくても…』
その思いは、間違いでしょうか。
祭りが落ち着いたあとも、、、深夜遅くにも大声で叫ぶ人の群れ。翌日の道路。
かき氷など糖分ベタつき、靴のソールがベタベタして歩きづらい感じ。
それが乾いたアスファルトの臭い匂い。
お近くにお住まいの皆さまのこと。
そして近辺に勤務される方を思うと
少し悲しい気持ちになってしまいした。
これでは「SHOW.HEY~.HEY~」とは叫べません!!
素晴らしい祭りの裏側には、それに疑問を感じる一面も。
勿論、京都市役所の皆さまは一生懸命頑張っておられます。
しかし祭りに来られている皆さまにも、お近くの方々のお気持ちも察していただければ、、、
と思ってしまいました。
一市民が偉そうなこと言っていますね。
すいません。
明日は還幸祭。祇園祭の後祭と言われる祭りがあります。
神輿と神々が御旅所から各氏子町を通り、八坂神社へ還る神事です。
少しでも良い祭りで終えることを願いたいものです。
京都を愛する市民の一人として、、。